岐阜で住宅の設計をしている事務所です。

2014-06-30

桐山啓一さんのオープンハウス見学

AIRHOUSE design 桐山さんの住宅のオープンハウスを見学してきました。
柿林に囲まれたこの場所でしかできないというような、四方向それぞれに開かれた住宅です。

ボックスが挿入されているので、大きな窓から外が見える明るい空間があったり、明りだけが間接的に流れてくる、予感させるような空間があったりと、いえの中をゆっくり歩いているといろいろな場面に出くわすおうちでした。

外を感じる
ボックスの影から明りがもれる

2014-06-26

現地調査×2

現地調査にいきました。
ひとつは岐阜市で住宅。もう一つは瑞穂市でオフィスの計画です。
どちらもいいかんじです。

敷地形状も大事ですが、その廻りの建物の建ち方とか雰囲気を掴むと、プランがしやすいのです。
住宅のほう。畑ですな。
オフィスのほう。ひ、広いです。自由度が高い

2014-06-23

いえの記憶。

父親の設計した生家には、玄関へ至るアプローチの両脇には水庭があり、壁面の小さな瀧から常に水が流れていた。
私が小学生の頃に完成した我が家が、他人の家と決定的に違う部分でもあった。

住宅で暮らしていく中で、プールや水盤といったものは非常に美しい一方、メンテナンスに非常に手間がかかる。
なので我が家でもいつしか水を張ることは少なくなり、ここ10年位は全く水を貯めていなかった。
(クライアントにも、実体験に基づき、はっきりいって水盤はオススメしていない。)





が、最近水を貯めてみた。
何を思ったか覚えていないが、とりあえず思いついてやってみた。
瀧から3本の水が溢れ、みるみる水盤ができあがった。
そうするといきなり、普段毎日来ているこの建物が、なぜか無性に懐かしいものに変わった。

明らかに自分の家で、自分が育ってきた家なんだという実感がアタマの奥底の方に湧いてきたのです。忘れていたものを思い出した、というのが正確かも。
嬉しくもあり、寂しくもあり…という複雑な感情も押し寄せた。
(ノスタルジーというやつか)

水でていて、たまっている。昔はコイを飼ったりもしたな―
これほどまでに「幼少の自分」と「家」が密接につながっているということは想像していなかったので、非常に驚いたのです。
(自分、ものすごくドライだもんで)


人にとって、家族にとって、生活する家は必ず必要だが、その形態はたくさんある。
賃貸のアパートやマンションや、コーポや建売やハウスメーカー、地方のビルダー、建築家の家…。

どんな家であっても、子供はそこで暮らし、そこで育ち、あるいは生まれることで、かけがえのない記憶になるし、その子供を形作る大きな要因になるんだ、と改めて強く思った。

いちおう、口では「建売でもOK.マンションでもいいんじゃないの?ひとそれぞれだから」と言うようにしているけど、それは大人目線の話しであって、大人の都合であって、大人の損得勘定である。

やっぱり育つ子供にとっては戸建ての家が一番いいと思った。
庭であそんで、植物を植えてみたり、イタズラしてみたり、自分が育っていって自分の部屋をそのなかでつくったり、友達が遊びに来たり、友達の家に遊びに行ったり。
雨風がしのげればどこでもいいわけでもなく、駅が近いとか売りやすいとかではなく、生活できればいいや、ではなく。

引っ越しするのが何となくイヤで、やはり、子どもにとって、とってもとっても家は大事なんだと思いました。

2014-06-20

なぜか、かさなる…

ここ一週間で、初回顔合わせが3件あった。 普段そんなに頻繁にあることではないのに、なぜか重なる…。 当たり前ですが、それぞれの方が全く状況が異なり、それなりに困難がある。 だけど、それをうまく解決させるためにアタマがあるんだろう、と最近良く考える。 いままでの経験から出てくるものもあれば、引きだしに無い場合はがんばって搾り出す必要があったり。 まあ、しぼりますよ。しぼりますとも。ボリボリ (なぜか、たいがい、しぼることになる。)

2014-06-19

掛川の家、もうすぐ


掛川の家の大工工事が終了し、内装工事に突入。
もうすぐ完成します。

いつものことですが、このタイミングあたりから床の養生がとれるあたりまで、空間が一気に豊かになっていく、その加速感がたまらなく好きですね。



みるみる完成していきます。
足場が外れました

そして、クライアントさんにお昼をごちそうしていただきました!
いままで何度かチャンスがあったものの、現場打合せが長引きすぎてお昼を逃していたのですが、やっとこの機会が来た!

さっきまで生きていたという、イサキとシマアジの活造りをいただきました。うまし。

う、動いている。しかも結構長い間…。美味しくいただきました!
完成は7月初旬予定です。

2014-06-15

浜松イベント

土曜、日曜とASJ浜松イベントで、サーラプラザ浜松へ。 日本代表サッカーとモロかぶりでしたが、欲望に勝てず、会場内でワンセグ観戦。 (名古屋の宝角センセイの文明の利器。さすが!) そして午後はテンション下がる…が、なんとかがんばる!

2014-06-11

竣工ラッシュ、PLANラッシュ

WORKSに「浜北のガレージハウス」を追加しました。
先月、今月と竣工物件があり、続々追加しております。

来月は掛川の物件が完成するので、また追加できると思います。
ラッシュですねー。
なぜか重なるようです。
それが終わると現場が一段落するのですが、現在はPLAN作成ラッシュ中。

うまくバラけないのが不思議です…

2014-06-04

浜松市 笠井の家 地鎮祭

浜松市東区の住宅の地鎮祭に参加しました。
設計自体1年以上前にほぼ終わっていたのですが、新しい道路の関係やイロイロなことでずいぶん遅くなってしまいました。

図面を見ても、思い出すのに時間がかかってしまう…。かなりムカシのはなしですからねぇ。
でも、監督さんと話しながら、少しずつ蘇ってくる記憶。
いよいよ始まります。

敷地が広い。ガレージも大きい。しかし住宅はそれほど大きくないのです。
今回は、全体の予算配分も重要なテーマでした。
巫女さん!めずらしい。とりあえず若干テンションが上がる。

2014-06-02

後籐耕太さんオープンハウス見学

後籐さんの自邸オープンハウスに行ってきました。
模型などは見せてもらっていて完成を楽しみにしていたのですが、やっと出来たとのことです。
(ホントーに、長かったようです…)

佇まいかたなどは、後藤さんの他の作品の写真から感じたように、さりげなく、力強く、といった印象ですが、近づいてみると繊細さも感じる不思議な建物でした。

数字の上では小さな面積の狭い部屋ですが、空間が回りこんでいくような、空間が淀まないような居心地の良い空間でした。