岐阜で住宅の設計をしている事務所です。

2015-12-29

年末年始休暇のお知らせと、一年の区切り

年末年始休暇ですが、12/29~1/4までとなります。
年始は1/5(火)から仕事を始めさせていただきます。



一年が終わりゆきますね。

早い一年だった。

というよりも、ベルトコンベアーで運ばれながら、逐一目前にある事に立ち向かうも、お構い無くラインは流れて次の立ち向かう対象が待ち構えている。そしてそれに向かってるところでお構い無くラインが流れて…で、終わってみたら一年たっていた、という感じが近いです。

そのコンベアーのラインは年をまたぎながら相変わらず流れているので、そんな中で一年という区切りがどれだけ意味のあるものかよく分かりませんが、こんな機会でもないとムリヤリ区切れない、というところもあるのでしょうか。


とにかく助けてもらうばかりの、感謝の一年でした。
精一杯やっているつもりですが、そこらじゅうが至らないのでした。
とはいえいつまでも甘える訳にはいかないので、
これからは出来の良くない双眸でもって、
逐一目の前にあることを今よりももっと近づいて、より細部までしっかりと見詰めるように努め、そして(今は全くできていないですが、)時には近づきすぎるのではなく、すこし引いて全体を見渡したりしたいです。(ついでにおもむろに深呼吸したり空を見上げたり、あえてスキップしてみたりしてみたりしてみたいけど、それは達人の域に達しないと無理だろうな)

とりあえず、ホームページを全く更新していないので、年明けには更新したいと思います。
(随分簡単な抱負ですが)

来年もよろしくおねがいします。 窪江健

2015-12-28

大野町 2世帯住宅模型

大野町の2世帯住宅ですが、現在絶賛概算見積もり中…。

途中で構造が大きく変わったため、新しいプランの模型を作成しました。

総二階建てのプランですが、和の要素を入れながら、メンテナンス性や構造的な安全性を重要視する住宅です。

概算見積もりは年明けに出てくる予定。

総二階になりました
一階が親世帯、二階が子世帯とはっきり分かれていますが
実際は共有する部分も多い2世帯住宅です
庇を大きく出し、外壁の木材を保護するようにしています。
木造のデザインですが、実際は鉄筋コンクリートの予定。

2015-12-27

小波板 外壁貼り

浜松市 フィルターハウスの外壁が始まりました。

板金屋さんが大忙しのため年内は無理かと思われていましたが、滑り込みです。

今回は白い外壁で要塞のような存在感が求められていましが、今回はコストとの兼ね合いもあり、ガルバリウム鋼板の小波板を貼ることにしました。

いい感じです!
汚れの面では白はあまり良くないですが、縦貼りの波板なので、そこまで気にならないのではないか?と考えています。

この現場は年内最後です。
お施主様のご厚意により、2/6、2/7にオープンハウスを行うことが決定しましたので、また詳細をご連絡します。

外壁を張り始めました。
小波板ですが、離れてみると真っ白ですね。
模型の時と同じ印象
近づくと、波です。
建物の外部空間から人の目線などをカットし、
光や風など、欲しいものだけを取り込むようにしています。
不必要なものを濾すための、フィルターの役目をしています。

2015-12-25

一宮市オフィス 上棟

一宮市で進行中の小規模オフィスですが、無事に上棟しました。

それほど大きくない建物であるものの、敷地が狭いためいろいろと難しいところがあるのでは?と心配しておりましたが、順調に進みました。

事前に作り終えていた押し壁部分を正規の場所にセットし、通常の上棟作業開始。
昼過ぎには大体完了するという順調っぷりでした。

これからもスピーディーに進みそうなので、慎重に進めていきたいです。

押し壁をつり上げ、正規の位置へ。
釣り上げるためのフックが取り付けております。
先行で作るので、プレカットも通常の作り方とはすこし違っていますね。
開始から一時間も立たずにどんどん進行。
あっという間に進んでいきます。
順調に雨仕舞も終わり、それでも時間が余りそうなため
筋交いも取付。それも完了という順調ぷり。

2015-12-21

押し壁工法、押し待ち。

一宮の小規模オフィスの現場です。

一箇所、隣地と近すぎて施工できないため、事前に壁を完成させておいてから設置するという「押し壁工法」を使っています。


外壁やコーキングなど、その他諸々全て完成させてしまいます。
それ専用の足場も組まないといけないですし、急いではずさないと全体の上棟の邪魔になるし…、という 何かと手間がかかる工法です。

壁、ほぼ完成していました。
あと少ししたら、正規の位置まで押していきます。グイグイ。

壁だけ建っています。柱梁、間柱、サッシも取り付いてます。
壁だけ見ると大きく感じるなぁ

基礎の場所が正規の位置ですので、そこまで押します。
防水も外壁もすでに完成しています。

2015-12-18

浜松、本見積もり打合せと、現場

浜松市幸町の住宅の本見積金額が出てきたので打合せしました。


規模や形を変えながら進んできたプロジェクトですが、いよいよ最終局面です。

当初から予算の枠はあったもののなかなか時間がかかっていましたが、一連の打合せは「新しい住まい、一体何に重点をおくか?」をお互いに探していく、という過程であったわけで、そしてそれが成就されたのではないかと思っています。

積算金額が明らかになりましたが、今となっては「何を優先するか」がはっきりしているため、削る部分と守る部分もまた、はっきりとしているため、今後着工に向けてスムーズに進みそうです。

時間がかかってしまいましたが、クライアントにとっては必ず必要な時間だったと思います。


その後フィルターハウスの現場へ。
こちらも順調です。


リビング、ツノの部分をやってもらっています。
登り梁が飲み込まれていく部分です。

2015-12-09

浜松現場

浜松市、フィルターハウスの現場も、粛々と進んでおります。

床が貼り終わり、天井も少しずつできてきています。
今日は壁下地の準備や階段の制作中でした。

現場で納まりを確認する部分も少なくなってきました。
来年2月頃に完成する予定です。

階段の踏み板を支える力桁がついております。
階段上部にトップライトがあり、
光がキッチン周りに落ちるようになっています。
トップライト部分の光を下に導くための部分。
二階の手摺も兼ねています。
半透明のアクリル板が入る予定。
予期していなかったのですが、二階が なぜか落ち着く。

2015-12-04

暗闇の検査

最近の私の生活リズムですが、


  子どもが生まれたので、お風呂など手伝わないと!

→仕事を早めに切り上げて、早く帰らないと!

→仕事が間に合わないので、朝早くから仕事しないと!

→早起きして、始発で事務所に行かないと!!!


という感じでして、そこに、


→愛知県一宮市オフィスの基礎配筋が終わる

→配筋検査をしないと

→現場が家からめちゃくちゃ近い(事務所から離れている)


から論理的に導き出される結論、


そう、「早朝、暗闇での配筋検査」です。

始発前ですので、当然外は真っ暗。


タイミング的に仕方ないとはいえ、暗闇の中スケールをあてがっている姿は不審ですよね。
6時ころから日が上がってきてマシになったとはいえ、なかなか大変でした

明け方です。
近所の皆様、朝からご迷惑をおかけしてすいません。
職務質問されなくてよかったです。

2015-12-02

キッチン屋さんと

浜松市幸町の住宅、キッチンの最終打合せでした。
キッチン工事をお願いする、システムキッチンマインドさんにご同席頂く。

設計中のキッチンは、シンク部分が3メートル、コンロ部分が2.5メートルと比較的大きいですが、現在お使いのキッチンはもっと大きく収納が多いため、奥様に細かくシミュレーションしていただき、どうにか納まりそうです。
機能的な良いキッチンになりそう。

また、キッチンが空間の中央に来るため、機能と別にデザインも気を使います。
ご主人の好みを反映させつつ、建築とのバランスを取りつつ…、と毎度四苦八苦しておりますが、こちらもゴールが見えてきました。

ちなみに、通常はコンロのかなり上部についている換気扇ですが、今回はコンロの奥部分から下引きになりそうです。(アイランドキッチンではないのですが…)

完成が楽しみです。
IHコンロはガスコンロと違い、火による対流が起きず、煙があまり上に登りません。
整流板をつけることで、効率よく換気ができるようです。

2015-11-30

浜松の住宅 現場打合せ

進んでおります浜松市の住宅ですが、お施主様を交えて電気の打合せ。

玄関から入って、ここにスイッチでここの照明がついて、ここにコンセントがあって…と、家全体を歩きながら電気設備の最終チェックを行います。

いくら設計図を細かく書き、事前に打合せをしていても、やはり建ち上がってきた本物の家の中で生活をイメージすると、考えが変わってくるものです。

天井や壁を塞いでしまった後では大掛かりになってしまう変更も、いまのタイミングならなんとかなる!ということで、時間はかかりましたがじっくりと打合せをしました。

完成が楽しみです!
屋根が葺き終わりました。
雨仕舞に注意がいる納まりなので、下地の段階から気を使います。
中庭からも屋根が見えます。太陽光パネルが設置されますが、
隣地からは見えないようになっています。

2015-11-20

幸町の住宅打合、現場

いよいよ大詰めの、幸町の住宅ですが、実施設計が終わり積算に入ります。
その直前のおさらいの打合せ。

当初から「ゆっくりやりたい」とのご希望でしたが、結果的には顔合わせから一年近くが経ってしまいました。
行きつ戻りつというような進み方でしたが、ゆっくりと自分たちの理想の家を見つけていく作業だったのだと思います。

関係者はみな、楽しみで仕方がない、という感じに盛り上がっております!


その後、フィルターハウスの現場へ。
雨が続いており、作業できるところから順番に進めているため分かりやすく進んでいるわけではないですが、じわじわ来ております。


細かい納まりを検討。
現場の大工さん、現場監督さんに助けられながら、より良くなっていくのを実感しております。


床の断熱が進んでいます。
予算の都合上既成品を多く使っていますが
、やはり既成品は融通がききづらく、納まりがムズカシイ。
知恵を出し合いながら納めていきます。

2015-11-18

一宮オフィス プレカット打合

一宮オフィスのプレカット打合せをしました。

とても小さいですが、それなりに気をつけることがあります。
気を抜けないですね。

今回は隣地と近すぎて外壁の施工ができない部分があるので、そこは押し壁工法を使います。
要は、事前に壁を作ってしまってそれを立てる、という感じです。

押し壁部分は組み方からして通常とは違うので、木材どうしの継ぎ手も気を使います。
便利な金物も増えてきているので、割りとスムーズに行くのでは?と期待。


とても小さい、総2階建ての事務所です。
大工さんにも来ていただき、納まりなども確認しました

2015-11-16

大野町打合せ、タンク破壊

大野町で進んでいる2世帯住宅の打ち合わせに行きました。

構造がコンクリート造になり建ち方も変わってきたことも含め、総二階建てのプランをプレゼンしました。

現在すでに二世帯で住まれているとのことで、「こんな暮らしがしたい!」という部分がスムーズに出てくるので、とてもスムーズに進みます。

打合せ自体はそれほど多くないですが、プランも概ね固まりそうです。


そして全然関係ないですが、事務所にある地下水用の圧力タンクが老朽化、穴があいて水が吹き出す、という漫画のような事態になったので、新しい物にとりかえました。

以前のものは大きすぎて運び出せないので、現場で解体。
酸素で焼き切ってバラしてもらいました。


はたから見ていて、とても大変そうです…。ありがとうございます!

かなり苦戦して、途中でガスが尽きる。
えらい騒ぎです。

2015-11-13

現場、板金打合せ等

浜松市フィルターハウスの現場へ。

現場には8:30に到着し、板金屋さん、サッシ屋さん、大工さんと打合せです。

しかしこの現場、外壁が全てガルバリウム鋼板ということもあり、板金の取り合いが多い多い…。
建物の形状もパラペットを立ち上げて四角く見えますが、屋根は勾配になっており、一部二階があり、部屋じゃない外部空間があり…、と、そこらじゅうで素材と素材がぶつかります。

ほとんど板金同士の取り合いということで、板金屋さんと一箇所一箇所納まりを検討。

設計の立場から考えている納まりと現場との意見をすりあわせて、よりベターな方法になったと思います。
(そしてやはり、自分が100%理解できているわけではないことも気付かされます。当たり前なのですが。)

終わってみれば夕方15:30で、結局7時間も現場にいたというワケです。
いままでの最長かもしれない。

お付き合い下さった皆様、ありがとうございました。
よろしくおねがいします。

敷地いっぱいに建っているため、隣地をお借りしてクレーンにて荷揚げ。
ここは上から下まで、門型のフレームがつきます。
いろいろなものとぶつかりますが、なんとか綺麗に納まりそう。
パラペットの立ち上がり部分は雨仕舞に気を使います。
また通気も考えないといけないのが困りもの。
全周を回るパラペットは、隣地側と内部側で納まりを変えました。
見た目が若干変わります。
内部も少しずつ進んでいます。
玄関ホールからDKに向けての廊下ですが、
明かりに向かっていくようなプランになっています。
LからDKの見返し。
DKが相対的に暗いため、階段部分からトップライトで明かりを落としています。
階段部分が合板で塞がれていますが、取るともっと明るいはず

2015-11-11

一宮オフィススタート

一宮の小規模オフィスの請負契約を行いました。
予算が決まっている中でどれくらい要望がクリアできるか?というのが課題でしたが、工務店さんの努力もあり、どうにかスタートできそうです。

地盤調査の結果も、セカンドオピニオンでは地盤改良不要とのこと。
すでに長い年月建物が建っており不同沈下も見られませんでしたし、解体後の様子をみても問題なさそうに感じたので、納得です。

関係者様には、既存建物がなくなってしまいご不便をお掛けしていますので、なるべく頑張って、早く作れるようにします。(私が監理を頑張っても工事が進むわけではないけど!)


設計GLも決定しました。
雨水等が他の敷地に流れる恐れもあるため、
境界コンクリートブロックは施工することになりました。
既存汚水桝は、使えないようです。
建物の下に埋まっていたのですが、使用した形跡も無い。
もともとの汚水はどう処理していたのか謎です。
奥にある散水栓も建物の下に埋まっていた…。カオスなり

2015-11-07

子がかえる

9月に生まれた第二子と妻が、愛媛からかえってきました。
急ににぎやかになる家。突然やかましい家族が増えて困惑する第一子。


公私ともにいろいろとバタバタしています。マズい!


はやく慣れないといけないですが、経験的には、こういうときにカゼをひいてしまう虚弱な私。

大いに気をつけます。


ほとんど仏像っぽいこども。
こういうお地蔵さん、いますね。

2015-11-05

一宮オフィス 解体

一宮の小規模なオフィスの計画が進んでおります。
既存の建物の解体が終了したとのことで現地確認。同時に地盤調査を行っています。

既存の建物は小さい土地に建ぺい率100%で建っていましたので、敷地の全容がわからなかったのですが、解体が終わり始めて見えてきました。

くっついていた隣の建物も解体するようで、今回の計画でこのあたりが一気に風通しが良くなった感じがします。
当たり前ですが、ヘンなものは作れないですね!と社会や地域に対する責任を再確認。


初めて見渡す敷地。広くないですが、ちょうどいい感じです。
スウェーデン式サウンディングで地盤調査です。
地盤はちょっと悪そう…。改良が必要です。
解体が終わってわかったのですが、土留擁壁が超簡易的。
重い石を置いただけです。境界にブロックが必要ですねー。

2015-10-31

中間検査

浜松市 フィルターハウスの中間検査です。
いつものように特に問題なく終了。

検査員の方、書類上面積が30坪ですが実物が大きく感じるため、「現場を間違えたかも!」と思ったとのことでした。
実際はほとんど外なんですけどね…

現場は外壁の雨仕舞が進んでいます。 壁の量が多いため、なかなか進まないとのコト。 よろしくおねがいします!

外壁プラスターボードが貼られています。形がよくわかようになった。
サッシも取り付き、内部と外部の境界がはっきりしてきました。
まだ壁ができていないため明るいですね。
中庭部分。建物に囲まれた、落ち着いた外部空間になっています。

2015-10-26

同じ映画を見たはなし。

先週、今週はひたすら図面作業をして、引きこもっています。

そして気分転換にちょこちょことサボるのですが、ついに見てしまいました。

「マッド・マックス 怒りのデスロード」

劇場公開中から何人かの知人に「絶対に劇場で見たほうがいい!」と勧められていた映画です。
バタバタしていたり、何しろ車やメカなどのいわゆる「男の子が好きなもの」にあまり興味がないこともあり、劇場で見そびれてしまっていました。

そして満を持してDVDレンタル、鑑賞-




感想:とにかくスゴイ!




映画館で 大画面、大音量で見なかったことを早速後悔しました。


映画の内容についてはあえて何も書きませんが、人を感動させる、圧倒的な純度があります。

・アクションシーンの質の高さ
・出てくる造形やこの世界の背景設定が細部まで練りこまれている
・それらをいちいち説明しない(が、それでも分かる)

という所がスゴイです。

結局、初日は一人で、次の日はシェアオフィス相手と、その次の日は3歳の子どもと鑑賞するという、連日のマッド・マックス。
上に書かれている「裏にある練りこまれた設定」を「説明してくれないけどヒントはある」ということもあり、毎回発見があり、感動してしまう。


建築にからめて言えば
・素材の良さ
・細部に渡るディテール
・押しつけがましくない、控えたデザイン

が高度に純化した空間が、建築に興味がない人も感動させる、という事実とまったく同じであると思う。
そして、それには圧倒的なエネルギーと時間がかかるが、まさに私の理想とすることだなー、と再確認しました。





3歳の子どもと鑑賞した時の会話

私「この映画、おもしろい?」
子「おもしろくない。」
私「見るのやめる?」
子「やめない!」   
結局最後まで見たようです。



2015-10-20

一宮市小規模オフィス途中経過.

当設計事務所は岐阜にありますが、私の住まいは一宮市…。
ということで(?)一宮市でのオフィスのプロジェクトが進んでいます。

とても小規模ですが、多団体が利用する施設です。そして、限られた予算。
設計の立場から協力できることはそれほど多くない物件なのですが、関わらせていただくことで、可能な限り良い結果になるように努力しているところです。

実施設計もほぼ終わり、関係各社への途中経過を行いました。
ほぼ意見も出てきて、あとは完成に向けてつき進むのみです!


防火地域での設計です。が、コストを考えて木造に。
100㎡以下ですので、準耐火構造にすれば建築可能です。
街なかですので、いろいろと気をつかいますが…

2015-10-17

実施設計がかさなっています

今月中に終わらせる実施設計がいくつか重なってしまっています…。
小さい規模の物件がたまたま重なっているような状態ですが、決算も重なり、気づくと時間が経ってしまっている。
(そうです。ブログをサボっているイイワケです!)

どうにか順番に終わらせていっています.
今一度この辺りで状況を整理して、取りこぼしていることが無いかを確認…。と冷静を装ってみる試み。


2015-10-12

浜松 打合せからの上棟式

本日は一日浜松です。

まずは幸町の住宅打合せ。
減額案の方針が決まり設計をすすめることに。
設計もやり直す部分が最小限に押えられそうなので、これからスムーズに進んでいきそうです。



その後は、本日上棟のフィルターハウス現場へ。
天気が良くてよかった。

あらわしの部分が多いが、非常に気を使ってもらってとても綺麗に納めていただいて安心。
延べ床面積30坪の2階建ての住宅だが、異常に大きな住宅に見える。

納まりが複雑な部分もあるため、気を使って現場監理をしていきます!

道路から。一部二階があります。
全体的に塀が立ち上がっているような中庭の住宅です。
リビング、寝室などの平屋部分は梁あらわし。
開口を開く部分と閉じる部分を設け、屋根に光と壁を生み出す設計です。
ご主人の空間である土間収納部分。
狭いですが、外部に向けて大きく開かれています。
中庭部分。囲まれるような空間です。

2015-09-27

大野町の二世帯住宅 プレゼン

大野町にて二世帯住宅のプレゼンをしてきました。
現在、二戸建て二世帯で住まれているため、あたらしい生活はイメージしやすいと思います。

広い敷地や既存の庭を残しながら、一番ゆったりと暮らせるような家を提案しました。

伝統的な平屋の和の部分と、少し近代的でオープンな部分を作り、それぞれ普遍的な快適さを設けてあります。
20年後にお孫さん達が住み継いでもらえることも意識しました。

(構造は大丈夫だけど、趣味が合わなくて住みたくない!というのは避けたいですね)

お施主様の建物に関する考え方を考え、かなり和の建物になっています。
平屋、離れ、吹抜、二階など、いろいろな良さがある住まいになっています。

2015-09-22

本見積、調整or変更?

浜松市、夫婦二人の住まいの実施設計が終わり、積算も終わったのでお施主様と打ち合わせ。


建物の質を高く保ち、面積も比較的大きく設計しているため、当初の予算からオーバーしてしまっています。

予算に収めていく場合は、2つの方法があります。

・建築の質を下げ、家の間取りを維持する
・建築の質を保ち、家を小さくする

どちらが正解ということは無いので、その都度一番よい方法を考えていきます。

簡単なのは前者ですね。
無垢の材料をやめて合板フローリングに変えたり、塗り壁や天井の無垢板をクロスに変えたりなど…。
間取りも変わらず時間も短縮できますが、手に触れる部分の質が下がってしまいます。


打ち合わせをしながら、今回は後者を選びました。
現在お住まいの規模が大きかったことから、想像しやすいように大きめの住宅を設計してきましたが、小さくなってもいいから、良い建築にしたい!という強い意志を感じました。

時間はかかってしまいますが、すこしずつ理想の住まいに近づいているのを感じます! 

2015-09-14

オープンハウスの見学と、睡眠と、発見

日曜日は安城にて、佐々木勝敏さんの住宅の見学会に行ってきました。
遠そうだけど、電車だと一本で行けるので案外近かったです。

夫婦2人の住まいとのことです。
面積は小さい家ですが、一つ屋根の下で 一つながりの空間でありながら、いろいろな場所を備えた空間です。また、特別な空間である茶室もうまく内包されていました。



事務所に戻ると連日やたらと打ち込んでいるスカッシュの疲れか、体調が悪く寝てしまいました。
そして目が冷めて、財布を落としていることに気付く。(1年ぶり9回目)


そして失意のうちにまた眠り、夜が明け、少し焦りながら思いつくところに電話をし、無事、ドラッグストアにて発見しました。(1年ぶり9回目)

ダメですねー。
いつも落とすのですが、いつも無傷で戻ってくるので一向に懲りないようです。
ダメです!!

ということで、カード型のGPSの購入を真剣に考えております。(その前に、気を付けろ!)


佇むように建っています
方行の屋根の垂木のオーダーに導かれるように空間がつながっています
茶室周りの空間は、光の溜り場となり、日常空間との仕切りにもなっています

2015-09-07

浜松市フィルターハウス 配筋検査等 

請負契約から諸事情で時間がかかってしまっていますが、フィルターハウスの配筋検査に行ってきました。
敷地ギリギリに構えていたり、中庭を囲むように配置していたりということで、配管の工事がとてもタイヘンです。

埋まってしまう部分なので、慎重に見ていきたいです。


配筋についても、基礎コンクリートが仕上になっていたり、床が低く、床下空間が殆ど無い場所があったりと、出来上がりの空間を再度イメージしながらゆっくりと確認しました。

難しいところが多いですが、現場の方に助けてもらいながら順調に進んでいます。



打合せ後は お施主様にご飯をごちそうになりました。
が、焦っていて写真を撮り忘れてしまった!

現場の隣の有名なイタリアン料理屋さんでお腹いっぱいに。
「この世に悪いポテトは存在しない」という真理を再確認するという、シュールな昼食でした(笑)
ごちそうさまです。


中庭を囲むような建物配置。
構えは大きいですが、寸法としては結構狭い家です。
その狭さを和らげるため、外部を取り込むようになっています。

2015-09-06

京都 岩倉の家のその後

お引き渡し後2年近くになる、京都の岩倉の家にお邪魔しました。

中庭に面した木製建具が反ってしまい、動きが悪くなってしまったとのことで、工務店さんと調査に。


枠から設計できる木製建具は、既成アルミサッシに比べるとサイズの制限が少なく、とても自由です。
また、空間を繋げたり、フィルターのように曖昧に仕切ったりと、空間の質感のコントロールがでkりうので、チャンスがあれば使うことが多いのです。がやはり、自然のものなので当然ながら反ったり狂ったりなどの動きがあります。


岩倉の家の中庭にも大きな建具があり、冬は冬で動きが悪くなり、また夏は反対側に動いてまた動きが悪くなるなどを繰り返してきました。温度や湿度や日当たりなどの影響ですね。

3年位は動き続けるので、あまり削ったりする調整はしたくないなー、と思っていますが、動かないとなるとタイヘンなので、今回は建具を外して見てみることに。

建具自体はあまり反っていないようですが、框の下の部分が若干転んでいるようで、敷居にぶつかっているようです。


動きも最初のころに比べるとかなり落ち着いてきているので、今回は建具を削らず、戸車の高さを変えることで調整しました。


それ以外はあまり不具合はなさそうで、外部木部を塗装するくらいですかね。
やっぱり、庇がしっかり出ていると全然違いますね!

一生懸命調整してもらっている間に、囲碁を教わる。(9路ですが…)
五段の腕前をお持ちなので恐縮ですが、とても勉強になりました。
ルールを覚え、アタリなどの局所的なところは覚えたが、
フワッとした部分が全然わからないんですよね。広すぎて。
そういう感覚的なところや方針のたてかたなどを教わりました。
監督さん、横で遊んでいてすいませんです!

2015-08-31

大野町の二世帯住宅 現地調査

大野町にて二世帯住宅の計画が始まりました。


当事務所は父から始まって二世代にわたって設計士をしているということもあり、二世帯の設計が多かったりします。

今回の計画でが、現在すでに同じ敷地内に二世帯が暮らしているということで、二世帯住宅がイメージしてもらいやすいですね。


あとは共有部分、分離部分をどのように組み合わせるか?
これは本当に、千差万別ですね。
夫婦間、世代間、子どもとの関係や、その方たちの生活スタイル、コミュニケーションの取り方などでまたく変わってきます。


「デザイン」というと外観や見た目のことをイメージされると思いますが、「いかにしてひとつの屋根の下でいろいろな人間が暮らすのか?」を考えるのも非常に大事なデザインです。
そして、もっと大事な「予算のデザイン」もありますね…。限られた予算を何に使うか?

なかなか難しいです。

わりと広い敷地ではありますが、、
周辺環境からの影響もかなり受けそうです。
とくにプライバシーですね。

2015-08-28

賃貸マンションのリノベーション、見積調整中

岐阜市の賃貸マンションのリノベーションのプレゼンテーションが終わり、見積の調整に入っております。

規模が小さいので、なかなか削るところが少ないのが困るトコロ。
家賃の設定などから工事費を決めていくので、不動産屋さんとも相談です。


ゆったり過ごせる、いい感じの住空間になりそうです。

空間としては部屋をつなげつつも、目線を切るような間仕切り。
夫婦や子どもの間柄であっても、若干仕切られてるほうが落ち着きます。
予算の都合上、キッチンは既存のままいくしかない。
うまく仕切って、気にならないように!
床は無垢板を使う予定です。

2015-08-25

ミーティングスペースの現地調査

一宮市にて、複数の団体が共同で使う、ミーティングスペースの現地調査に行ってきました。

もともとあった建物を使っていたが、老朽化にともなって、専用の建物に建て替えたいとのこと。

25坪の敷地に建ぺい率ほぼ100%で建っている建物が、ずいぶんと小さくなってしまいますが、必要な機能をもたせて、予算に収めて… とやっていくと、ムムム、大変です。

老朽化しているものの、めいいっぱい建っているので広い。
いくつかの団体が同時に使うことも考えねば

2015-08-19

お盆など。

「お盆前までに送ります!」と言っておいた 浜松市 幸町の家の積算図面。
仕事を終わらせてお盆でリフレッシュ!!!
という完璧な計画は、、、脆くも崩れる。

そうです。間に合いませんでした。申し訳ありません…

ということでお盆中も家でチョコチョコと仕事をするという中途半端な感じになり、遠出もあまりしないという地味な休暇になりました。

・映画 インサイド・ヘッド
・恐竜ワールドin名古屋
・トヨタ産業技術記念館
・いろんな公園であそぶ

といった感じで、子供が喜びそうなことをやってみました。

まだ4歳にもなっていないので映画を最後まで見られるかどうか不安でしたが、どうにかもってくれて安心。
それにしても、インサイドヘッドは子供向けとは思えない内容の映画でしたね。
カーズもそうでしたが、子供も大人も同じ映画を見ているのに、全く別のことを受け取るのがとても面白いです。

カーズが、「大人も学べる子供の映画」とすると、インサイドヘッドは「子供も学べる大人の映画」といったところです。
心理学や哲学を修めていた私から見て、「本当に良く出来た設定!」と驚くばかり。教育にも使えそうです。

(それにしても「インサイド・ヘッド」は、原題の「Inside Out」のほうが内容を考えてもしっくりきますね。なぜ変える必要があったのか?)





恐竜ワールド in 名古屋
動いて叫ぶトリケラトプス。関節も細かく動いて、とてもリアルです。
正面から見られて口を開けられると、正直怖いですね。
そのまま映画になりそう…
トヨタ産業技術記念館。車好きの子供が喜んでいた。
トヨタの初期型の車を組み立てる体験コーナーもお気に入りでした。
子供の頃やった、ソフトグライダーというやつ。飛行機です。
言葉でのコミュニケーションがまだ取りづらいので、教えるのが難しい