岐阜で住宅の設計をしている事務所です。

2016-04-27

浜松市 配筋検査

浜松市、森に佇む家の配筋検査に行ってきました。

普通の木造は910mmのグリッドで計画されており、大体が木造の基準のモジュールで全て収まっていくのですが、この家は全くそうではないのです。

ものすごくイロイロな寸法が出てくるので、基礎立上りの位置などをしっかりとチェック。
バッチリOKでした。


その後プレカットの打合せでしたが、そちらも同じく、いろいろな寸法が入り混じりつつ、梁のかけ方も難しく…、と四苦八苦しております。
優秀な方々のおかげで、こちらもなんとかおさまりそう。


でも、完成すると案外あっさりに見えてしまう建物でして、構成も単純なので、何ならとても簡単そうに見えちゃうんですよねー。


今回は外部の基礎を打ち放しで仕上げます。
ピカピカの打ち放し用型枠を使って、一発仕上げ。
あとからモルタルを塗るわけにはいけないので、いきなり気が抜けません
南側に岡を望んでいるため、結構南に日陰ができます。
そういったワケで、今回の建物は北側東側に開いています。

2016-04-25

週末は、岐阜の地酒

最近の楽しみは、日本酒をいろいろ飲むこと。
お酒は強くないのですが、美味しいものは大好きであります。

一宮市の住まいの近くにある酒屋さんに通いいろいろなお酒を飲みながら、日本酒の特徴や自分の好みがだんだん分かってきたところです。


ということで、楽しみにしていた岐阜のイベントに行ってきました。
岐阜の地酒で乾杯2016
38の酒造が参加しており、それぞれに何種類かの日本酒が選べるので、とてもじゃないけど全部は頂けないので、事前に何を飲むかを研究しながら当日を迎える…。

開始11時丁度に到着したのですが、既に人だらけで人気ぶりに驚きます。

日本酒チョイスは、わりと無難な感じでまとめました。
県外の人に進められるように、それぞれの特徴を感じようかと。

銘柄は、

「津島屋/房島屋/小左衛門」  と、自分の好みの感じを押え、
「白真弓/山車/百春」 と、気になっていた物を頂き
「達磨正宗の10年古酒/蓬莱のどぶろく と挑戦してみた。

どれも全然味が違うし、とても勉強になりました!
そこかしこで酒を飲んだり食べたりと人がいっぱいでしたが、アーケードの天井の高さや天気の良さ、陽気な感じのせいかゴミゴミした感じが無く、とても気持ちの良いイベントでした。

朝11時過ぎでこの人だかり。

2016-04-18

浜松市へご案内 芝張り中

一宮市で計画中の住宅ですが、お施主様が静岡方面へ旅行へ行かれるとのこと。
ということで、先月末にお引き渡しの終わった浜松市フィルターハウスへご案内することになりました。

先週引っ越しをしたばかりであるのに、この無理な提案を快く受け入れていただいて、フィルターハウスお施主様には大感謝です。

ご案内に先立って浜松入りすると、中庭に芝を敷いているところでした。
磐田スタジアムに敷かれている芝と同じものらしく、一ヶ月ほどで緑で一杯になるとのこと。
楽しみです。
(一日間違えて約束よりも一日早く行ってしまい、たまたま芝張りを目にしたという)

夕方に、掛川からお帰りの一宮のお施主様がお越しになり、内部にご案内。
望まれている建ち方が非常に似ているため、参考になったのではないでしょうか。

異常に落ち着く感じでゆっくりしてしまいました。
みなさま、お付き合いいただきありがとうございました。


ご友人のお父さまに芝を貼って頂いていました。
とりあえず、これで完成とのこと。
芝のシートを敷き詰めるのかと思っていましたが、
この状態から一ヶ月で緑いっぱいになるようです。
夕方、暗くなってからお邪魔するのは初めてでしたが、いい感じです。
暗いのでは?と心配された照明も、ちょうど良い感じです。

2016-04-13

浜松市現場 丁張り

浜松市、森に佇む家ですが、紆余曲折がありながら確認申請も下り、無事に着工しました。
建物の配置確認や地盤設定を済まし、いよいよ掘り始めよう、というところでした。

建物の方もまだ決まっていない部分もあり、気が抜けないです。

コンクリート打設、プレカットチェックや上棟などと、事前にいろいろと段取りをしておかないとGW前にオソロシイことになりそう。
バタバタしないように、準備をすすめます。
(そして結局バタバタするまでがいつもの流れ。)


配置の確認終了。
今にも掘らんばかりに重機を搬入。

一宮市 敷地調査

新しく一宮市で始まる計画の、敷地調査とヒアリングを行いました。
いま住んでいる一宮市で、よく行く店舗のすぐ近くの敷地なので、なんだか地元感があります。
(岐阜生まれ岐阜育ちの、岐阜の設計事務所なんですが…)

お父様の家や工場の隣にある空き地が計画地です。
長年放置してあり、現在は木が沢山生い茂っている感じ。

あまり造成にお金をかけられなさそうなので、うまく生かしながら計画してみようと思います。


茂っております
現在も稼働している工場に隣接することになります。
もともと建っていた倉庫の基礎が残っています。
「火事除けのお参りをしに行ったが、次の日に火事になった!」
という豪快なエピソードを聞かせて頂く

2016-04-09

味噌蔵の打合せ

岐阜市、味噌作り工場の事務所建替え工事のプレゼンテーションを行いました。
明治から続く工場で、その時その時に増築を繰り返してきたため、無秩序に膨張している状態です。

今回は第一期工事で事務所棟をつくり、その後段階的に工場全てを少しずつ新しくしていく計画です。


広大な敷地の一部分に建つ事務所等の設計ではあるのですが、「10年後20年後どのようにしたいか?」「とは言え、今回の工事で行えることは僅か」という状況のため、そのあたりの答えがなかなか出ず、建物の設計に入れなかったのが印象的でした。



今回のプレゼンを契機に、しばらく時間を掛けながら、建築主さん、工務店さん、設計事務所でチームを組んで取り組むことになります。
これ程長いスパンで計画に携わることはあまりないため、とても楽しみです!

多角的な視点、複合的な能力が必要になりそうで、とっても楽しみ


工場の現況、同業他社の分析、解体の計画、何を活かして何を隠すか…
いろいろ自分なりに考えてみましたが、まだまだ答えはでてきません

2016-04-04

天命・反転・褪紅

日曜日は久しぶりに、全く仕事が絡まない休みでした。

最近は休みでも、視察や知人オープンハウスなど動きたいことが多かったため、家族を連れてムリヤリ家族サービスを兼ねる力技を使って誤魔化しておりましたが、今回は純粋な遊びです。

養老天命反転地に行ってきました。上の子が赤ちゃんの時に来て以来です。

久しぶりに来たのですが、春休みだからなのかどうなのか分かりませんが、とても人が多かったのが印象的でした。

ここが結構好きなので時々来るのですが、いつも「さびれてる感」がすごいので、なんだか嬉しかったです。
子どもも相当楽しかったらしく、全身を使って走ったり登ったりでした。
全く期待していなかったのですが満開の桜がたくさんあり、ついでに花見ができた感じでした。

一宮の家から40分弱で行けることも分かったので、また来たいですね。

桜がものすごい勢いで咲いております。
シーズンなのに人が少ないため、ラッキーです。
床がぐにゃぐにゃしております。
よくわからない建築物が所々にあります。
その後髪を切る長男。
はしゃぎすぎたのか、散髪中に眠ってしまうのでした。

味噌蔵の測量

岐阜市の味噌蔵の計画のため、簡易的な測量に立ち会ってきました。
明治創業で、少しずつ増築を繰り返したり戦争で被災したりと長い年月で少しずつ変化してきた建物群です。
これらの建物に少しずつ変化を加えていって、新陳代謝を支えるような長期的な計画になります。

どこをどう測ればよいのか?どの建物がどのようにくっついているかが全然分からない…。
が、やはり改めて見に来ると、どの部分をとりあえず治すべきか、どの部分で切り離すべきかがなんとなく見えてくる。
前も見た同じ景色なのに、人体のような複雑なシステムが、皮膚や骨、関節や、内蔵、ツボなどが何となく見えてくるのが不思議です。

そういった性質の計画なので、「急がずに」やろうと思います。
何度も足を運んだりしながら少しずつ感じ、エゴを出さずに、とにかく自然になるように努めたいです。
測量。東西はとても長く、久しぶりに50mテープが足りない事態に。
とても古いですが、そのまま立派に使われていました。
建物がお互いに、複雑に飲み込み合っている状態。

2016-04-03

地鎮祭

浜松市、森に佇む家の地鎮祭を行いました。
もともとあった住まいを建て替えての、夫婦二人の住まいです。

毎回地鎮祭を行うので、神社の祝詞や儀式などは見慣れたものなのですが、今回は真言宗のお寺。初めての体験でした。

戦いの神様、毘沙門天を本尊とするだけあってか(?)、とても迫力のある真言。護摩木を焚くわけではないですがとても火力のあるロウソクで、いきなり空気が一変する有様でした。

迫力ある低音の真言のその直後にいきなりのオフモードで「じゃ、これやっちゃいましょうか!」という素の高音ボイス。ギャップにやられます!
いつものエイエイエイ!を終え、無事に終了しました。

いろいろな宗教や宗派が土着の信仰とミックスされて様々な形で残っているのを見ると、絶やしたくないなー、とつくづく思います。

合理主義が進んでいますが、こういった儀式は大切にしていきたいです。
風の強い日でしたが、熱量の多い炎がたち消える素振りはありません。
四方に蒔くお清めの塩なども、迫力満点。
大相撲でよく見る軌道を描く、豪快なものです。

2016-04-02

岐阜市ガレージ 第二案

岐阜市のガレージ+宿泊機能の建物、第二案のプレゼンをしました。
前回の建物から大幅に予算を落とすため、建物の形を四角くしました。

7畳程度のリビングから車を眺めるというのが基本的な考え方ですが、空間がそこに留まって淀まないようにすることを目指し、息が詰まる用な事態は避けたいですね。
空間が撹拌される微妙な動き、その兆しというか、胎動のようにじんわり膨張していくようなイメージですね。

珍しく、色を使っています。置かれる家具が特別なものなので、うまく調和しながら緊張感のある空間になれば良いなと思っています。

シンプルな四角型で、リビングと水回りと寝室だけの空間。
赤色を攻撃的に使います。車は白色がの予定。
予算や用途的な理由で、自然の光はほとんど入れない予定
私にしては珍しく、間接照明を多用する予定です。