岐阜で住宅の設計をしている事務所です。

2016-04-04

味噌蔵の測量

岐阜市の味噌蔵の計画のため、簡易的な測量に立ち会ってきました。
明治創業で、少しずつ増築を繰り返したり戦争で被災したりと長い年月で少しずつ変化してきた建物群です。
これらの建物に少しずつ変化を加えていって、新陳代謝を支えるような長期的な計画になります。

どこをどう測ればよいのか?どの建物がどのようにくっついているかが全然分からない…。
が、やはり改めて見に来ると、どの部分をとりあえず治すべきか、どの部分で切り離すべきかがなんとなく見えてくる。
前も見た同じ景色なのに、人体のような複雑なシステムが、皮膚や骨、関節や、内蔵、ツボなどが何となく見えてくるのが不思議です。

そういった性質の計画なので、「急がずに」やろうと思います。
何度も足を運んだりしながら少しずつ感じ、エゴを出さずに、とにかく自然になるように努めたいです。
測量。東西はとても長く、久しぶりに50mテープが足りない事態に。
とても古いですが、そのまま立派に使われていました。
建物がお互いに、複雑に飲み込み合っている状態。

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